出版社内容情報
「足の数は何本あるか」という単純な問題を手がかりに,小さなお子さんでも動物についての科学的な視点を身につけることができます。この本は,「動物の足の数」という,いたって単純なところに注目して描かれた絵本です。
図鑑を見れば,この本よりずっとたくさんの動物がのっています。そして動物園に行けば,生きて動いている動物を目にすることができるでしょう。でも図鑑や,動物園の動物を漠然と見るだけでは,その図鑑に載っていたり,その動物園にいる動物に関する知識しか得ることはできません。
しかしこの絵本を読めば,図鑑には全く載っていないようないろいろな動物についても,読む前よりもずっと豊かに想像をめぐらすことができるようになります。
それは,この本が子どもたちに動物についての断片的な知識ではなく,「自然に対する問いかけ方」を教える絵本だからです。
足はなんぼん?
「足はなんぼん?」のねらい
板倉聖宣[イタクラキヨノブ]
1930年 東京下谷(現・台東区東上野)に生まれる。10人兄弟の7番目(四男)。家は医療器械製造業を営む。小学生のころ「小学生全集」の『算術の話』と『児童物理化学物語』を読み,感動する。以後,子ども向きの科学読み物に愛着を持つ。
1951年 学生時代に自然弁証法研究会を組織。機関誌『科学と方法』を創刊。
1958年 物理学の歴史の研究によって理学博士となる。
1959年 国立教育研究所(現・国立教育政策研究所)に勤務。
1963年 仮説実験授業を提唱。以来,科学教育に関する研究を多数発表。教育の改革に取り組む。また,『発明発見物語全集』『少年少女科学名著全集』(いずれも国土社)を執筆・編集し,科学読み物の研究を続ける。
1973年 教育雑誌『ひと』(太郎次郎社)を遠山啓らと創刊。
1983年 教育雑誌『たのしい授業』(仮説社)を創刊。編集代表。
1995年 国立教育研究所を定年退職。私立板倉研究室を設立。同時にサイエンスシアター運動を提唱・実施。
2013年 日本科学史学会会長に就任。
中村隆[ナカムラタカシ]
1976年 新潟県胎内市生まれ。
1998年 日本デザイン専門学校卒業。
HBファイルコンぺ 日下潤一賞。
JACAグランプリ,ザ・チョイスなどに入選。
書籍,雑誌の表紙や挿絵で活躍中。
内容説明
カエルの足は何本?ハトの足は?アリの足は?そして人間の足は?身のまわりにいるいろいろな動物たち。その足を数えることでわかることってなんだろう?「目のつけどころ」が見えてくる科学の絵本!
著者等紹介
板倉聖宣[イタクラキヨノブ]
1930年東京下谷(現・台東区東上野)に生まれる。1951年学生時代に自然弁証法研究会を組織。機関誌『科学と方法』を創刊。1958年物理学の歴史の研究によって理学博士となる。1959年国立教育研究所(現・国立教育政策研究所)に勤務。1963年仮説実験授業を提唱。以来、科学教育に関する研究を多数発表。教育の改革に取り組む。1973年教育雑誌『ひと』(太郎次郎社)を遠山啓らと創刊。1983年教育雑誌『たのしい授業』(仮説社)を創刊。編集代表。1995年国立教育研究所を定年退職。市立板倉研究室を設立。同時にサイエンスシアター運動を提唱・実施。2013年日本科学史学会会長に就任
中村隆[ナカムラタカシ]
1976年新潟県胎内市生まれ。1998年日本デザイン専門学校卒業。HBファイルコンペ日下潤一賞。JACAグランプリ、ザ・チョイスなどに入選。書籍、雑誌の表紙や挿絵で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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