目次
第9章 ルネサンスと原子論の復活―ブルーノ、シェークスピアまで
第10章 ガリレオの時代と原子論―“液体分子の運動”と“結晶の中の分子の配列”
第11章 近代科学の確立以後の原子論―原子論の発展・勝利
第12章 革命の時代と化学的原子論―ラヴォアジェとドールトンの時代
第13章 原子論の最後の最後の勝利―ブラウン運動のなぞ
私の原子論とのつきあいと原子論の教育の歴史―あとがきにかえて
著者等紹介
板倉聖宣[イタクラキヨノブ]
1930年東京の下町に職人の子として生まれる。1958年東京大学で科学史を専攻、物理学史の研究によって理学博士となる。1959年国立教育研究所(現国立教育政策研究所)に勤務。1963年科学教育の内容と方法を革新する仮説実験授業を提唱。1983年編集代表として月刊誌『たのしい授業』(仮説社)を創刊。1995年国立教育研究所を定年退職し、私立板倉研究所を設立。研究の範囲は多様で、自然科学だけでなく、社会の科学とその教育へも研究を広げている。著作も多く、科学者の伝記や科学読物にも定評がある。また、芸術やスポーツを楽しむように科学を楽しもうという「サイエンスシアター」を企画、科学の楽しさを広める運動を展開している
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感想・レビュー
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Narumi
2
下巻は時代が飛んでいきなりルネサンスから。著者の板倉氏は科学教育がご専門のようで、そのせいか「科学する心」みたいなものを教わった気がします。ラヴォアジェ(日本語の場合、ド・ラヴォアジェとは言わないんですかね?)の発見の経緯とか、光合成の仕組みを発見した人はいったいどうやって?とか、詳しく知りたいことがいろいろ増えました。2021/10/16
かんたろう
0
上巻と合わせた感想だが、紀元前からの原子論の歴史を論じた科学史の本であり、私のように近代原子論の展開を知りたいと思って読むと期待はずれかもしれない。2009/03/29
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