内容説明
世界を虜にする魅力の秘密とは。綺羅星のごとく名作・名演を生んできたロシアのバレエは、天才たち、改革者たちの仕事が積み重なった深い森だ。時代を大きく変えた飛躍だけが、そこにあったのではない。表には見えない無数の歩みもまた、王国を創り上げた。ロシア・バレエ再発見の書!
目次
バレエ王国への出発
ロマン主義バレエの萌芽―シャルル=ルイ・ディドロ
バレエに魅せられたプーシキン
農奴劇場とバレエ
古典作品の誕生―マリウス・プティパ
革新の前ぶれ―アレクサンドル・ゴールスキー
二〇世紀バレエの扉を開けた振付家ミハイル・フォーキン
プティパからフォーキンへ―その新しさとは
ロシア革命後のモダン・ダンスの波―ニコライ・フォレッゲルの芸術
カシャーン・ゴレイゾフスキーのアヴァンギャルド・バレエ『美しきヨセフ』、『竜巻』
フョードル・ロプホーフのダンスシンフォニー『宇宙の偉大さ』、新版『くるみ割り人形』
ユーリー・グリゴローヴィチの「シンフォニック・ドラマ・バレエ」
ロシア・モダン・バレエの旗手エイフマン
著者等紹介
村山久美子[ムラヤマクミコ]
舞踊史・ロシア舞台芸術史家、舞踊評論家。ロシア語翻訳・通訳。早稲田大学大学院博士課程満期修了。ハーバード大学大学院、ロシア国立プーシキン記念ロシア語大学留学。早稲田大学、工学院大学、東京経済大学、昭和音楽大学で非常勤講師として、舞踊史、ロシア・バレエ史、ロシア語の講義、ストリートダンスの実技を担当。舞踊評論家として、読売新聞、日経新聞、『ダンスマガジン』、各種公演プログラム等々に、1980年代前半から舞踊評論を寄稿。ほかに論文多数。舞踊歴50年以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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