内容説明
戦後70年以上も未解決のままであった「北方領土問題」が、一転、前進の見込み。これまでなぜ解決を見なかったのか、そもそもどのような問題なのか、解決のプランとオプションとは、政治的決着後の道のりは…。本書を読めば、北方領土問題が一からわかる!
目次
第1部 論点整理 北方領土問題(そもそも北方領土とは;日ロの出会い、日露和親条約;樺太千島交換条約、ポーツマス条約;ヤルタ会談、ポツダム宣言;サンフランシスコ条約;日ソ国交回復、一九五六年日ソ共同宣言;ソ連崩壊、川奈秘密提案;国家の罠;プーチンのウィン・ウィン解決案、メドヴェージェフの国後訪問)
第2部 千島はだれのものか―先住民・日本人・ロシア人(千島の先住民;千島の日本人;千島のロシア人)
著者等紹介
石郷岡建[イシゴオカケン]
1947年東京生まれ。早稲田大学文学部中退。国立モスクワ大学物理学部天文学科卒業。74年毎日新聞社に入社。横浜支局、東京本社社会部を経て外信部へ。カイロ中東特派員、ハラレ(ジンバブエ)アフリカ特派員、ウィーン東欧特派員、モスクワ支局ソ連・ロシア特派員(2回の勤務)、専門編集委員(論説室兼務)。06年から13年まで日本大学総合科学研究所教授を務め、現在は麗澤大学非常勤講師。ジャーナリスト活動を継続中
黒岩幸子[クロイワユキコ]
1957年、佐賀市生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒、早稲田大学大学院文学部文学研究科修士課程修了。日本航空モスクワ支店、ロシア語通訳・翻訳業を経て1998年より岩手県立大学総合政策学部助手。同大学講師、准教授を経て現在は高等教育推進センター教授。1992~1998年に通訳者として北方領土ビザなし交流に毎年参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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