内容説明
福島から5年、チェルノブイリから30年、被災者は救われたか。チェルノブイリ被災国は、「チェルノブイリ法」という被災者保護の法律を作り、現在も国家が補償を続けている。3.11から時が経つほどに、二つの被災地の違いが明らかになってくる。今あらためて、被災者救済の望むべき道を探る。
目次
第1章 今も被災者を支えるチェルノブイリ法
第2章 事故の被害とチェルノブイリ法のしくみ
第3章 チェルノブイリ法ができるまで
第4章 チェルノブイリ法が目指したもの
第5章 チェルノブイリ法20年の歩み
第6章 フクシマへ
第7章 チェルノブイリ法と日本
著者等紹介
馬場朝子[ババトモコ]
モスクワ国立大学文学部卒業後、NHKに入局。ディレクターとして番組制作に従事。ロシアドキュメンタリー30本以上を制作。2011年NHK退職、現在フリーTVディレクター
尾松亮[オマツリョウ]
東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。平成16~19年、文部科学省長期留学生派遣制度により、モスクワ国立大学に留学。通信社、民間シンクタンクに勤務。チェルノブイリ被災者保護制度の紹介と政策提言に取り組む。2012年には政府のワーキングチームで「子ども・被災者支援法」の策定に向けた作業に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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