内容説明
イブン・ナフィスの肺循環の発見はアラビア医学の高度な発展を示す。アラビアの医師イブン・ナフィスはハーベィの血液循環発見のさきがけであり、13世紀の偉大な生理学者として高く評価されなければならない。
目次
はじめに
ガレノスの生理学理論
一六世紀肺循環の発見
ハーベィの血液循環の発見
一三世紀イブン・ナフィスの肺循環の発見
イブン・ナフィスの時代背景
イブン・ナフィス(一二一三~一二八八)の生涯
イブン・ナフィスの著作
イブン・ナフィスの肺循環の記述
イブン・ナフィスは解剖をしたか?
自習僧
ナフィスの肺循環の理論はなぜ世界で認識されないか?
おわりに
著者等紹介
藤倉一郎[フジクライチロウ]
1932年埼玉県生まれ、新潟大学卒。東京女子医大・榊原教授のもとで心臓外科を学び、講師、助教授の後、藤倉病院開設、院長、理事長を2009年5月までつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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