キリストの小説―ドストエフスキー・マルコによるキリスト教批判

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773379976
  • NDC分類 980.28
  • Cコード C0016

内容説明

マルコは神を信じていたかも知れないが、当てにはしていない。神を論理的に解消したドストエフスキーはむろん神を疑っていたが、なお当てにしていた。論理と倫理が交差する虚構の現場を照らす複合する批評。

目次

キリストの小説―『カラマーゾフの兄弟』の方法(もうひとつの「福音書」;小児虐待の「思想」;「大審問官」のキリスト;ゲッセマネの「憂愁」;ペテロの「躓き」;ゾシマの「罪」と「革命」;小説の過去と未来)
論註―純粋倫理批判(「方法」のモデル;常識の「原理」;「方法」の経験;流動するアナロギア;超越論的アナロギア;純粋倫理批判;「論理」の行方)

著者等紹介

冬木俊[フユキシュン]
1951年東京都生まれ。1974年埼玉大学理工学部卒業。1975年~1990年批評同人誌『座標』同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。