内容説明
科学は確かか。批判精神を失った現今の大学では、触れるべからざる問だ。人体の複雑さは、脳科学者の“小さな灰色の細胞”を愚弄し、ロボット工学者の技量を一笑に付す。がんは、最先端医療にとってもpandemoniumである。また各地から寄せられる臨死体験の報告は、既存科学の理解の及ぶ埒を超えている。霊魂は不滅なのだろうか。人智とともに古いconundrumが、再び蘇ってきた。
目次
科学技術と現代
西洋の哲学と科学
科学は確かか?
科学空想小説
医療技術特にがん治療について
あの世の研究
著者等紹介
前橋敏之[マエバシトシユキ]
1934年生まれ。1957年北海道大学卒。理学博士(1962年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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