Zの喜劇

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  • サイズ B6判/ページ数 391p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773379631
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

フェリックスはB級映画オタク。そこは引退したポルノスターの集う養老院。巻き起こる謎の失踪事件。あるときスポンサーから撮影を依頼され人食い異星人とトップレスの娘が登場し…史上最低のフランス・フィルム・ノワール。

著者等紹介

エール,ジャン=マルセル[エール,ジャンマルセル] [Erre,Jean‐Marcel]
1971年生まれ。2006年に第一作『犬の面倒を見て』でヒットを飛ばし、今やフランス文学界でも独特の存在感を示す。南仏の高等学校で文学と映画を教えるかたわら、2012年には『シャーロックの謎』が二つの文学賞にノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koo

6
B級映画オタクでシナリオライター志望のフェリックスを主人公としたフランス発祥のぶっ飛んだミステリ(笑)フェリックスの「引退した俳優たちの集う養老院で住人が次々と失踪する」というシナリオ通りのことが現実に起こりその真相を追っていくのがメインストーリーですが養老院の住人達、フェリックスの家族特に娘のゾエ、捜査する刑事いずれも頭がおかしい連中ばかり(笑)で海外ものでも珍しく日本人でも笑えるストーリーでしたね。これだけふざけていてラストさらっと明かされる真相はしっかりミステリしていました。これは拾い物でしたね。2022/10/07

gakepputitigernew

2
ニヤニヤしたり声あげたりして笑っているうちに、瞬く間に読み終えてしまった作品。かなり面白かったし、これぞエンターテインメントというべき読書ができた。ミステリとしても実は出来が良かったりするし、この作家の他の作品もぜひ読みたい。2015/11/06

tokyo-zodiac

1
2015年度「本格ベスト」海外第17位。養老院を舞台にしたホラー映画のシナリオ『恐怖のホスピス』を投じたフェリックス。だが警察から、その養老院は実在し、シナリオ通りの事件が現在進行形で起きていると聞かされ愕然となる。フェリックスはシナリオの出所を吐かざるを得なかったが…B級にもC級にも引っかからないZ級映画愛に淫した一冊(ほぼ日本未公開だが知らなくても問題ナシ)。ハチャメチャでドタバタなユーモア・コメディ。ワケわからんまま大団円を迎えると思いきや、ラスト数ページで明かされる真相はちょっぴり切なくもある。2016/03/13

kanamori

0
☆☆☆2016/02/03

ヨッシー

0
新刊21冊目2015/07/24

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