内容説明
賢治に遅れること100年、漸く私たち日本人は彼の全体(科学・宗教・作品)が解るようになった。彼の立位置・地平・風景を今共有しよう。大地震後の昏迷を啓く方途がそこにある。
目次
1 なぜ賢治ふたたびか
2 賢治と啄木
3 天才啄木の下地と短歌革命
4 賢治が啄木に負うもの
5 青びとのながれ
6 「賢治体」における科学の定位
終章 福島原子力発電所事故に戻って
著者等紹介
青木矩彦[アオキノリヒコ]
長野県北佐久郡北御牧村布下(現東御市)出身。昭和38年京都大学医学部卒。昭和47年京都大学文学部哲学科卒。近畿大学名誉教授。現OBP今村クリニック顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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