内容説明
経済の減速、ひきこもりがちな若者、そして東日本大震災―。このまま沈みこむのではなく、元気を回復していきたい。そのためには、「個民化」する社会の流れに、いろいろな意味で「きょうどう」を創造する必要があるという視点から、先人たちの英知、地域生活慣行にそのヒントを探る。
目次
1 親も教師も立ち往生する「子育て」
2 子どもが変わった理由
3 ヒト(生体)から人間(主体)への「旅」
4 家族・地域社会で暮らす意味―対人関係と社会関係
5 地域生活慣行の機能と意義―他者・社会集団・自己
6 地域生活慣行の伝承と創造
著者等紹介
山岸治男[ヤマギシハルオ]
1947(昭和22)年、新潟県生まれ。新潟大学教育学部卒業。公立小学校教諭を経て東北大学大学院教育学研究科入学。博士課程後期課程単位取得中退後、再び公立小学校教諭を経て1980(昭和55)年、大分大学講師。助教授を経て1991(平成3)年から教授。専門は教育社会学・社会教育学。50歳代半ばに学部改組があり、必要を感じて佛教大学社会学部社会福祉学科(通信制)を卒業し社会福祉士資格取得。地域教育活動等として、中国引揚げ者等子女支援ボランティア(1995年~)、校区公民館建設活動(1997年~2001年)、東日本大震災興復支援活動(2011年~2012年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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