内容説明
フランス革命と産業革命の変化の時代に生きつつも、イギリスの田園を背景に、喜劇とロマンスの静謐な世界を創出した、英国女流作家論。
目次
序章 ジェイン・オースティンを求めて
第1章 ジェイン・オースティンの習作―『恋と友情』の場合
第2章 ロマンスと諷刺―『ノーサンガー僧院』の場合
第3章 ジェイン・オースティンと感情教育―『分別と多感』の場合
第4章 喜劇とロマンス―『高慢と偏見』の場合
第5章 聖職叙任と恋―『マンスフィールド荘園』の場合
第6章 写実と心理―『エマ』の場合
第7章 ロマンスと現実―『説得』の場合
著者等紹介
松本啓[マツモトケイ]
1935年岩手県生まれ。東京外国語大学英米科卒業、同大学英米科副手。東京大学大学院英語英米文学修士課程修了。神戸大学文学部助手、同大学教養部専任講師を経て、中央大学法学部専任講師、同助教授、同教授。現在は中央大学名誉教授。イギリス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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