教育的理性という呪縛

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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784773376692
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

内容説明

生を卑しめない教育へのまなざし!欺瞞と偽善を排して教育事象を思考することはいかにして可能か?その道筋を提起。

目次

教育労働と自己組織性―立論のための予備的考察
教師の仕事の意味創出と学校の存立構造
消費社会における権力作用としての定量的教員評価―その環境設定型式に照準して
意味を紡ぐ仕事としての教師の仕事―教師の存在性格の脱構築
「能力をめぐる正義」に関する社会哲学的探究―「能力主義」批判と個人の固有性
不平等再生産と教育をめぐる問題構制―「能力の私的所有」への問いに照準して
“階層的分化の拡大・固定化に抗する教育機会の平等”を要求する地盤
立岩真也による「自由の平等」構案の孕む触発力―「能力をめぐる正義」考にとって
「存在の自由の平等」へと探索する理路―「自我」・「所有」に向けたロールズとサンデルの視軸を介して
現代システム社会に生きる存在者にとっての反省性深化の筋道―オートポイエーシス論から照らし出される“教師”の行為産出〔ほか〕

著者等紹介

西口正文[ニシグチマサフミ]
1953年生まれ。三重県出身。東京大学教育学部卒業後、公立中学校・公立高等学校教員を経験。その後、東京大学大学院教育学研究科に入り、博士課程単位取得後退学。現在、椙山女学園大学人間関係学部教員。専攻は教育学批判(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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