内容説明
外交官として・私人として、それぞれの異なる立場でリトアニア・ユダヤ難民の出国を助けた杉原とツバルテンディク。「諸国民の中の正義の人」と讃えられる彼らの行動を、ユダヤ法の研究者の視点で再検証する。
目次
１部（ユダヤ難民救助者の法的評価―ヤン・ツバルテンディクと杉原千畝；ケリィ神父の、日本人主教宛手紙（一九三九・五・一五）の中に記されているユダヤ人少年の背景
墓石の上に小石を置くユダヤ人の習俗考）
２部（安息年ならびにヨベルの年の構造と本質；「継子釜茹で」昔話の法と社会；志賀直哉の歌曲「魔王」酷評の経緯；孫の温もり）
著者等紹介
山本祐策［ヤマモトユウサク］
１９３６年秋田県に生まれる。１９６０年中央大学法学部法律学科卒業。１９６８年中央大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。１９８９～１９９０年Ｌｉｖｅｒｐｏｏｌ大学Ｖｉｓｉｔｉｎｇ Ｆｅｌｌｏｗ。１９９５～１９９６年Ｊｅｒｕｓａｌｅｍ Ｈｅｂｒｅｗ大学客員研究員。神戸国際大学教授・民事法専攻（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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