内容説明
轟音渦巻く都市を逃れて茂みに眠る亀さながらの作家を促し、真夜中の工場に足を踏み入れさせた女。作家が見出した女の謎めいた強さとは…。1930年代アメリカの、留まるところを知らない機械化・合理化への危機感を訴える、アンダーソン、異色のノンフィクション。
目次
機械の歌
見上げよ
織機のダンス
今や女の時代
もしや女たちは
工場が建つ町の夜
亡霊
夜の工場に入る
アメリカは女に頼らざるを得ないか
真夜中の叫び
著者等紹介
森本真一[モリモトシンイチ]
1951年生まれ。1976年上智大学大学院英米文学専攻修士課程修了。現在昭和女子大学人間文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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