内容説明
明晰判明を只管追い求めて来た西洋文明から、歴史的必然性をもってコンピュータ社会が出現した。人々は漸く、その底には脆さと危うさがあることに気付き始めた。ホモ・サピエンスを待ち受けるものは…。
目次
第1章 陰翳礼賛・川端康成の美学
第2章 エニグマとボン
第3章 懐疑
第4章 0と1と形式論理
第5章 ピュタゴラスとケプラー
第6章 方程式と精神発生の歴史
第7章 数とは何か
第8章 物理学の底にも神秘が潜む
著者等紹介
前橋敏之[マエバシトシユキ]
昭和9年浅草橋に生まれる。昭和32年北海道大学卒。岡山大学、熊本大学、佐賀大学に勤務。専攻は微分幾何学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。