内容説明
ヘレン・ケラーのように、目は見えず耳は聞こえない盲ろう者。生きる道は人間皆それぞれ一人歩きながら、盲ろう者の歩みはともすれば孤立しがち、すくみがちになる。しかし、サリバンがいれば才能も開花する。日本にもサリバンがどしどし現れよ!福祉を学ぶ学生と盲ろう者の交流を通して、コミュニケーション援助の重要性を考える。
目次
学生のレポートから
近況
指点字
盲ろう者福祉入門
私の通訳・介助体験から
盲ろう者関係の書物紹介
パーキンソン病のことなど
生きよう!
期待を寄せる
発刊にあたって
全国盲ろう者協会設立十周年にあたって
青森県の実態調査
障害者作業所
著者等紹介
小島純郎[コジマスミロウ]
千葉大学名誉教授(専攻ドイツ文学)。1928年生。1976年和光大学で教材を点字でつくりはじめる。1977年千葉大学で「身体障害者受入れに関する調査報告書」を作成。1979年和光大学で授業を手話をつけて教えはじめる。千葉大学で「手話セミナー」を開講。以後、このほか「点字セミナー」「盲ろう者セミナー」など障害者問題に関する授業を15年間継続して開講。1981年盲ろうの生徒、福島智君の高等教育を支える会「福島智君とともに歩む会」が結成され、その代表となる。1984年「ドイツ語点字解説」を編纂。1986年「全国障害学生実態調査委員会」を組織、三年間の作業で報告書を作成。1991年「福島智君とともに歩む会」が母体となって「社会福祉法人全国盲ろう者協会」が誕生、その理事長となる。1993年第一回ヘレンケラー・サリバン賞を受賞。1994年第44回厚生大臣表彰を受ける。1997年内閣総理大臣表彰を受ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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