内容説明
時を経て尚、変わらぬもの。英国浪漫派の詩人バイロン作品の背景・要素となった国々を巡る旅―ポルトガル、スペイン、スイス、イタリア…。
目次
英国での折々
バイロン卿
葡萄牙紀行―リスボンとその周辺
西班牙紀行(マドリードとトレド;コルドバとセビーヤ)
瑞西紀行―レマン湖畔を行く
欧羅巴紀行―イタリア(ティヴォリ、アッシジ、ナポリ、ポンペイ;フィレンツェ、ヴェローナ、ラヴェンナ、ヴェネツィア、ローマ)
欧羅巴紀行―ドイツ(ライン川を下る;ケルン、デュッセルドルフ、ワイマール、フランクフルト、メルヘン街道、ハイデルベルグ、ミュンヘン、ベルリン)〔ほか〕
著者等紹介
向山泰子[ムコウヤマヤスコ]
東京生まれ。青山学院女子専門部英文科を卒業後、早稲田大学文学部英文科に入学。同大学院に進み、日夏耿之介の下で英国浪漫詩を研究。この頃から研究論文を屡々発表した。1943年「国際大学婦人協会」の招きで、米国ヴァンダビルト大学で『バイロン研究』でM.A.を取得。帰国後、母校で教えていた間にアーネスト・ボイドの『アイルランド文芸復興』を翻訳した。1955年英国に留学、トリニティ・カレヂでバイロン研究を続け、1980年「文学博士」の称号を与えられる
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