内容説明
セルバンテスらスペイン系文化圏の文学者の物語を、新しい視点から読み解く試み。探偵小説を「現代の昔話」ととらえる論考も併録。
目次
1 ボルヘス(ボルヘスのスペイン―生誕百年の記念に;ボルヘスの迷宮の一郭で―「ウルリカ」を読む)
2 ベッケル(「月光」の記号論;ことば少ない騎士の物語―「ムーア人の娘の洞窟」をめぐって)
3 セルバンテス(『ドン・キホーテ』の記号論;ラ・マンチャの命名好きな貴紳)
付篇 探偵小説
著者等紹介
山田真史[ヤマダマフミ]
1948年生まれ。東京出身。上智大学大学院博士後期課程終了(単位修得)。日本経済新聞記者、バルセロナ自治大学客員研究員などを経て、現在小樽商科大学教授。スペイン文学、ラテン・アメリカ文学専攻
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