内容説明
本書は、白百合女子大学アイリエゾン研究会メンバーが中心になり行った研究活動である、平成10‐12年度文部省科研費「文学作品解析の計算科学的方法論に関する研究」、平成10年度「研究設備整備資金(グラムシュミット法による文学作品の文体構造解析システム)」、平成10‐12年度「特色ある教育研究の推進」、平成13年度「高等教育研究改革推進経費」、平成11‐13年度「新技術開発研究」の研究成果を纏めたものである。
目次
21世紀アカデミアのターニングポイント―知の融合 複雑系へのチャレンジ
文学研究における可視化の位置
文学作品における論理―芥川龍之介「杜子春」に即して
感受性と意味の経験―知の統合のために必要なこと
揺れについて
アメリカ小説から探る多義性
心理学における多義性
解析方法論(夏目漱石の「坊ちゃん」と「三四郎」の文体)
詩の言葉による日欧文化比較―『古今和歌集』の「よ」と『悪の華』の“monde”
文学作品を解析すること
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