内容説明
ユダヤ人の婚姻の形成と解消の方式を紹介し(第一部)、論説する(第二部)本書によって、読者は、ユダヤ人の法思考の根源へ案内されよう。
目次
第1部 総説(ユダヤ人の法;婚姻の締結;夫と妻;婚姻の解消)
第2部 各説(婚約式と結婚式の分離と融合;器を割る、離婚状を裂(割)く、犠牲を裂(割)く行為の法的意味
古代イスラエルにおける「靴を脱ぐ」行為の宗教的・法的意味―レビラート婚の視点から
オランダとイギリスにおけるユダヤ教徒とキリスト教徒の神学思想の交流一六四〇‐一七〇〇―メシアを待望する信仰とキリストの再臨を待望する信仰の婚姻
ルカ福音書における放蕩息子の法的地位)
著者等紹介
山本祐策[ヤマモトユウサク]
1936年秋田県に生まれる。1960年中央大学法学部法律学科卒業。1968年中央大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。1989~1990年Liverpool大学Visiting Fellow。1995~1996年Jerusalem Hebrew大学客員研究員。現在神戸国際大学教授・民事法専攻。著書に『法現象の基本構造』(近代文芸社、1995)。訳書にクリストファー・マイアーズ『プロテスタント教会合同案に対する八代斌助の反対理由の研究』(神戸国際大学出版部、1995)
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