目次
序章 プロローグ
第１章 権威と支配―オレはえらいんダ
第２章 自粛と迎合―めだつなヨ
第３章 専横と狡猾―そりゃないゼ
第４章 弁解と諦念―しかたないサ
第５章 真実と無知―わかってないナ
第６章 虚構と憐憫―おかわいそうに
第７章 マイペース―わたしはわたし
終章 エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
芙蓉葵
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イソップ物語というとただの年少向けの娯楽ではなく、教訓を含んだ童話である。この教訓というのはキリスト教的価値観のもとでの教訓である。 この作品には「日本的生き方」と副題にある。そこを意識して何を教訓とするか確かめながら読んだ。 縦型社会や事なかれ主義などのネガティブな教訓の目立つ前半部と多様性の認知やアイデンティティの確立などのポジティブな教訓の光る後半部からなっており、いずれもユーモラスで面白い。 この作品で描かれた日本的生き方は今は昔かもしれないが、見返すべきところも多くあるんじゃないかと感じた。2020/03/11
