内容説明
心の触れ合う学問と旅。60年代のヨーロッパ。敬愛した師と友、忘れられぬ旅と人―!本書は、著者が一九六三年(昭和三十八年)九月から二年半の間、ドイツに滞在する機会を得た時に出会った人々や経験した事柄、またその後の出来事を三十年の間に書き留めたものを纏めたものである。
目次
マン・ムス・アウフパッセン!
山の男ブルーノ(Bruno De Dosso)
デルフィでのこと
シュラードミング―冬の学校
ゲーテ・インスティトゥート
腹見せないか?
カール・シンドラー
ナポリにて
私は朝永先生?
ささやかな登山の記録
帰国
ブルーノの家族を訪問