ダムに沈んだ村

ダムに沈んだ村

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773362015
  • NDC分類 291.53
  • Cコード C0036

内容説明

大金が私たちの心を変えてしまった。日本地図から消えた村と、村を愛する「カメラばあちゃん」増山さんの祈り。ダム建設が村にもたらした宿命的な悲劇とは。

目次

第1章 ダムマネーを狙われた村
第2章 村を出た人々の自殺・別れ
第3章 移住先の地盤沈下
第4章 徳山村の女流老カメラマン・増山たづ子
第5章 増山たづ子の体当たり人生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユー

13
徳山ダム工事が始まる迄のドキュメント。大金に翻弄されてしまう自治体や人々。見た事の無い金額のお金を目の前にしてしまうと、やはり正常な判断は出来なくなってしまうのでしょう。今思えば、この事業は、「誰の為に」行なったのでしょうか?2024/03/30

ゆいゆいほたほた

2
写真集を見た後だったので、素敵で寂しい思い出の話かと思ったら、ダムマネーに翻弄されたり、新しい土地にうまく馴染めず、変わってしまったり、リアルで悲しいお話だった。後半はたづ子さんの人生を振り返っていたが、満州の話や226事件の話も交えてあり、あの世代の経験値はすごいなと思った。徳山村の素敵な文化や暮らしの綺麗事ばかりではなく、悲しい事件事故があったことは後世に残すべきだと思った。2023/02/14

fut573

1
綺麗なメモリアルだと予想していたが、思ったよりドロドロしていた。素朴な村に多額なダムマネーがもたらされ、またそれを食い物にする第三者があらわれ、村人の人生が狂っていく様子が描かれていた。2009/11/18

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