目次
1 昭和天皇とマッカーサー元帥
2 吉田(茂)ワンマン体制
3 自民、社会「55年体制」
4 自民党支配と「60年安保闘争」
5 所得倍増と低姿勢路線
6 沖縄「核抜き・本土並み」返還
7 田中角栄と三木武夫
8 戦後外交の軌跡
9 「一寸先は闇」の政治
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
省事
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朝日新聞で1995年に連載された企画「戦後政治を振り返る」をもとにした書籍。朝日出身の政治ジャーナリストである国正武重氏を聞き手に、占領期から90年代末までを同時代の政治部記者が振り返るもの。証言者は増田寿郎、畠山武、冨森叡児、一柳東一郎、桑田弘一郎、堀越作治、田中豊蔵、松山幸雄、石川真澄の各氏。今読むと事実関係より「そう見えていたのか」というニュアンスで面白い部分が多い。特に岸から佐藤政権期が興味深かった。あと誤植や年表事項のミスが多い。校閲がまともに入っていないのかもしれない。2023/01/13