内容説明
一教師が書いた読書感想文のかずかず。子どもたちの心を刺激し挑発しつづけて、読書意欲をかきたてていった一年間の記録。
目次
言葉を読む―茨木のり子『自分の感受性くらい』
あすは檜に―井上靖『あすなろ物語』
本との出会い―宮本輝『本をつんだ小舟』
赤川現象はメルヘンの香り―赤川次郎『セーラー服と機関銃』
闘う男たち―海老沢泰久『監督』
もうすぐ冬になる―ロバート・B・パーカー『初秋』
愚直な男の生きざま―山本周五郎『さぶ』
人間が美しくあるためには―灰谷健次郎『兎の眼』
たまにはワサビの利いた文章も―清水義範『永遠のジャック&ベティ』
家族とは何だろう―今江祥智『優しさごっこ』〔ほか〕