内容説明
ディコンストラクティヴな記号学基礎論の一翼を担うもの。デリダ、バルト、ラカン、ペレルマン、グレマス、ヤコブソン、レヴィ＝ストロース、カラー、ソシュール、クリステーヴァ、バフチン、柄谷らの碩学を、その二項対立観によってコンストラクティヴィティ‐ディコンストラクティヴティの線上で位置定めしてしまう、という副産物を生む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラッシー
3
整理が丁寧で、やろうとしていることは非常に良い。ただ、第一に結論があまりしっくりきていない。第二に、こちらがより深刻だが、語りの形式がめちゃくちゃ本書の読みづらさを助長している。創り出される言葉の難解さもあるけれど、何よりキツイのは図表。90年代後半に書かれたものとは思えない絶望的見辛さ…。とてもとても大事な洞察だと思うので、再版してくださらないものか…お忙しいでしょうけども。2019/11/17
