内容説明
百三の悲願は日本を盟主とするアジア諸国の解放であった。太平洋戦争という大きな犠牲を払ったが、結果的にそれは実現しつつある。本書は晩年の百三の赤裸々な人間像と、時代に生きんとする青年達のひたむきな歩みを描いたものである。
目次
1 三人の苦学生
2 生きんとての会
3 看護婦と女子大生
4 祖国への愛と認識
5 文学の使命
6 新知識階級とは
7 武蔵野ハイキング
8 百三と女弟子
9 日本主義文化宣言
10 大陸雄飛の憧れ
11 玄界灘の黙示
12 皇紀二千六百年
13 死神の足の垢
14 国づくりの仕事
15 選ばれた人
16 ナチスドイツに学ぶ
17 骨を埋める土地
18 勇敢なる水兵の歌
19 興亜学生勤労報国隊
20 揺れる羅針盤