内容説明
新国家に賭けた陰謀と夢。建国13年の軌跡とその終焉。
目次
序章 満洲帝国のキーワード
第1章 満洲帝国の誕生
第2章 満洲の記憶―日本人が暮らした街
第3章 満鉄、広野を走る
第4章 満洲国に暗躍した“怪物”たち
第5章 満洲帝国の実像とその終焉
巻末付録 満洲帝国関係略年表
感想・レビュー
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乱読家 護る会支持!
2
王道楽土、五族共和をかかげで、 清国王朝滅亡後の女真族王朝として大日本帝国が建国した満州国の短い歴史。関東軍の強さ、日本人の暮らし、満鉄、暗躍した人物、日ソ不可侵条約を破棄したソ連軍による虐殺や強姦。。。大工として満州国に渡った我が祖父。母は満州国で生まれ、小学生の時に、命からがら日本に戻ってきたそうです。あまり、満州国の話をしたがらない母ですが、それほど辛い時代だったのでしょう。2015/05/06
田山河雄
2
満洲になぜ関心があるか。日本は極悪非道の侵略国家だったのか…それを見極めたいからだ。満洲と云う処は、少なくとも、日本の領土では無かった。よその領土だった。そこに別の国を建ててしまった。それが日本の傀儡国家だから侵略だと云うなら、当時のモンゴル国もソ連の傀儡国家だった。ではモンゴルと云う傀儡国家をつくったソ連は侵略国家と非難されているのか?当時のソ連も非難されなければおかしいではないか。日本は朝鮮を併合したが、アメリカはハワイを併合した。何故、併合した米国は非難されないのか。ハワイ人が文句を言わないからか。2015/03/31
キャベ
2
満州について無知だったので読んでみた。 満州国家の創設までの動きと、各都市について少し。また、満鉄と満業、満映について少し。あくまで導入的な、入門書。 もっと満州について知りたくなった。2015/03/03
鮎川玲治
1
内容は極めて薄く、「満洲帝国のすべて」という題名とは程遠い本である。650円+税という価格設定を考えればやむなしか。副題の「日本帝国裏面史」が示すように、日本側からの満洲への関わりについての文章が大部分で、鄭孝胥や張景恵をはじめとする満洲国側の要人への言及は極めて少ない。2015/04/07
ポルポ・ウィズ・バナナ
0
6502015/05/15
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- 洋書
- Katūīvei …