内容説明
勇気を奮ってツンデレ美少女・モードに告白するが、その返事を保留されつつも緑のベールを手渡されたアレイン。モードの父、時代遅れな騎士道の追求者で決闘狂の殿様・ナイジェル卿の従騎士となり、白の団とともに黒太子のスペイン遠征に参戦する。決闘、馬上槍試合、篭城戦、神秘的な霊視、フランスからピレネー山脈を越えての大侵攻―恋と騎士道をひた走る、コナン・ドイル渾身のツンデレラブコメ&戦記がラノベ新訳で登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
12
個性あふれる登場人物がにぎやかに騒ぐ上巻と比べると、下巻の前半は、地味で動きの少ない旅の描写。飽きてきたな〜、と思ったところで激戦が始まり、あとはクライマックスまで一直線。爽快で「おもしろかった!」と思うラストシーンに到達しました。…結末がよかったから、だいたいのことは許せます。ジョンストンが気に入ってたので、残念でした。2014/03/02
斑入り山吹
5
基本 好戦的な話なんだが、カラッとしているところがとてもよい。時折出てくるユーモアがなんともイギリスっぽくってよい。キャラがよくたっているところも楽しい。とはいえ、登場人物がやたらと多いのが困るが、主要キャラ以外覚えなくても話が分かる。歴史に詳しければいちいちにやりとできるのかもしれないけど。ラストの締めくくりがたいそう気に入ったよ。いやはや、おもしろかった。ドイル氏はホームズだけじゃない、多面的。『ロストワールド』もちゃんと読みたくなったよ。2015/06/02
ゆき
4
色々と「おしい!」作品でした。どのキャラも薄い。そして史実を大事にしすぎて、主人公の成長を戦争を通して描きたいのか、はたまた恋を書きたいのか中途半端で終わる。これって原文が悪いのか、それとも訳をラノベに寄せすぎて失敗したのかわからない。勿体無いよー。イラストに助けられながら読了。うーん・・・大団円で後味はいいのですが・・・・。2014/02/03
ぽて
3
【ナイジェル卿の従騎士となり、白の団とともに黒太子のスペイン遠征に参戦。決闘、馬上槍試合、籠城戦、神秘的な霊視、フランスからピレネー山脈を越えての大侵攻、そして…】これは内容を削りすぎたんじゃないか?もう1冊欲しいところ。詰め込み詰め込みな雰囲気で、目まぐるしく展開していて、ちょっぴりもったいなかった。魅力的な登場人物たちの活躍がもっと語られてもよかったのになぁ。それにしても、ナイジェル卿が最初から最後までなんだか可愛らしかった。終わり方は中々納得がいって、爽快な読了。表紙の真ん中はアレイン?微妙な表情。2014/07/10
にたま
0
キャラクターたちが生き生きしていた下巻でした。主人公を筆頭にナイジェル卿、エイルワード、ジョン。長いセリフがくどすぎて途中すこしうんざりするのですが戦がはじまってからは激動で、ずっとどうなるのかとハラハラしました。残念ながら亡くなったキャラクターもいたのですが文句なしのハッピーエンドです!しかしあおりがハードルあげすぎてて”ラブコメ”…?と疑問を感じてしまいました。2014/06/14
-
- 電子書籍
- 不全世界の創造手 朝日文庫
-
- 和書
- コンサル一年目が学ぶこと