出版社内容情報
とある事件がきっかけで、力が足りないと聖女の任を解かれたセシーリア。
さらには婚約も破棄され、異国フェーグレーンへ行くよう命じられてしまう。
向かった加護もなく荒れた国では王・フェリクスが瘴気に蝕まれ倒れていた。
「聖女でなくても私の能力を求めている人の役に立ちたい」
苦しむ彼を見てセシーリアは願い、魔力切れを起こすまで浄化の力を使うとなんとか彼を助けることに成功。
「どうかこの国の力になってほしい」
誠実に言葉をかけてくれるフェリクスとの距離は徐々に縮まり、心を通わせるようになるけれど……!?
内容説明
とある事件がきっかけで、力が足りないと聖女の任を解かれたセシーリア。さらには婚約も破棄され、異国フェーグレーンへ行くよう命じられてしまう。向かった加護もなく荒れた国では王・フェリクスが瘴気に蝕まれ倒れていた。「聖女でなくても私の能力を求めている人の役に立ちたい」苦しむ彼を見てセシーリアは願い、魔力切れを起こすまで浄化の力を使うとなんとか彼を助けることに成功。「どうかこの国の力になってほしい」誠実に言葉をかけてくれるフェリクスとの距離は徐々に縮まり、心を通わせるようになるけれど…!?
著者等紹介
乙原ゆん[オトハラユン]
『売られた聖女は異郷の王の愛を得る』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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カッパ
9
KindleUnlimitedの本。聖女の力がなくなったからと隣国に。そこの王様を助けたことで愛されるようになる。元の国の新しい聖女といわれてる女性はドーピングしただけ。聖女の家族も良い人だし本人も力を失ったわけではない。人としても優しい女性。幸せになって良かったねと思う。他の本だともっと悲惨たったりするがこのくらいなら胸が痛くならず良かった。2023/09/24
amegahare
1
物語終盤でフェリクスがセシーリアに「生涯をかけて、あなたを守ると誓おう」というセリフが素敵でした。セシーリアの苦労を共に味わった読者も、この一言に救われたはずです。異郷の地で元聖女セシーリアが徐々に人間関係を構築していき、周囲の信頼を得るまでの過程が丁寧に書かれていたので、心情変化を楽しみながら読み進めることができました。また、フェリクスとセシーリアのお忍びデートは心温まる内容でした。特に、ロクムのフレーバーをお互いに選び合う様子は豊かな時間の流れを感じることができ、優しい気持ちで心が満たされました。2023/09/19