内容説明
「ようやく巨大都市の解体の兆しが見えはじめ」た現在は、「成熟社会における都市が問われ」「近代以降の都市の価値の大転換の時期と言う意味で、まさに『都市文化の時代』といえる」と指摘する著者が展開する新しい都市文化論。さらに、関西新空港の開港を視座にいれ、詳細な分析にもとづいて、「世界都市―関西」論を熱っぽく提唱する。
目次
序章 都市文化の時代とは何か
第１部 都市文化論（都市文化論序説；工業化時代の都市形成と産業のアイデンティティ；巨大都市の終末と情報化時代の都市；脱工業化と２１世紀への都市政策；地域文化の個性化と創造）
第２部 都市経営と都市文化（現代都市政策と都市経営論；都市経営と自治の文化；市民参加と都市文化）
第３部 都市文化からみた関西（関西文化とそのポテンシャル；関西都市圏の特質と都市文化の課題）
第４部 東京一極集中を超えて（東京プロブレムと関西の活性化；情報化の展開と関西の課題；若者の都市へのアイデンティティと関西）
結章 都市文化と世界都市
