内容説明
いま教育は地域に根づきながらも、全地球的視野に立って平和をめざし、子どもや青年や成人の人間性を育て合い、自己教育力（自立）を培ういとなみではないかと考えらています。この本はそれを実践に即し、歴史的、理論的に国民の共同の力で考え生み出そうと苦悩しているものです。
目次
第１部 教育と発達の基礎理論（人間の本質と教育；人間の発達とは）
第２部 発達保障の歴史と制度（学校教育の歴史と制度；社会教育の歴史と展望―とくに民衆の立場に立った庶民教育と社会教育の連関の基礎に立って；教育行政の役割；教育財政と教育条件の整備；教育を支える人びと）
第３部 学習権保障の理論とその展開（学習権の理論；障害児教育運動の思想；教育課程改革の歴史と課題；高校教育の歴史と進路保障）
第４部 今日の教育問題（臨教審「教育改革」の展開；地域に「いのちとのふれあい」の場を；子どもの集団活動と人間形成；地域づくりと教育文化運動；教育学における人間研究の課題―人間性を育てる教育の創造のために）
