原発処分 先進国ドイツの現実―地底1000メートルの核ゴミ地獄

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772705080
  • NDC分類 539.69
  • Cコード C0036

内容説明

本当にドイツは原発ゼロ政策の“夢の国”なのか?著者と山本太郎氏が地底1000メートルで見たものは、人類滅亡の未来を暗示するような、おそろしい事態だった!ドイツ原発取材旅行3000キロの記録。

目次

1 ドイツ廃炉の現場(廃炉を決定づけた二つの他国の原発大事故;グライフスヴァルト廃炉現場;グライフスヴァルト廃炉の雇用とコスト;オブリッヒハイム原発廃炉劇場;廃炉間近のグラーフェンラインフェルト原発)
2 放射性廃棄物の処分場で起こっていた現実(ドイツにおける放射性廃棄物の流れ;ゴアレーベンの現状;コンラート最終処分場;アッセの地獄;アッセで進行する地下水侵入;地層処分とは、何をすることなのか)
3 ドイツの選択・日本の選択(シェーナウで聞いた話;自然エネルギーの普及とメルケルの思惑;ドイツ人が日本に対して思うこと)

著者等紹介

広瀬隆[ヒロセタカシ]
1943年東京生まれ。早稲田大学卒業後、大手メーカーの技術者を経て執筆活動に入る。一貫して反原発の論陣を展開してきた。福島原発事故後は、「原発即時撤廃」を訴え、各地で講演活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

6
本書に述べられているドイツ取材旅行の記録は、「核のゴミどうすんの!?山本太郎と広瀬隆のドイツ取材3000kmの旅」と題したDVDの中から、「廃炉の現実」として、廃炉現場のグライフスヴァルト原発とオブリッヒハイム原発が、「最終処分場はどうなっているか」として、最終処分場のゴアレーベンとコンラートとアッセが、DVDよりも詳しい調査記録を加えて紹介されている。やはりと言うべきか、驚いたと言うべきか、ドイツも相当に酷いようだ。ゴアレーベンでは、岩塩によって自然に閉じ込められるから、放射能のモニターもしないと言う。2014/07/31

4
ドイツでもこの程度なら、日本なんて絶対無理。何で一部の会社と人の利益のために原発を作りまくってるのか、全くもって理解に苦しむ。2014/08/25

ペカソ・チャルマンチャイ

3
広瀬氏の本を読むのは「原発時限爆弾」に次いで2冊めだが、今回は読みながら、より腹が立ったし、絶望的な気分になった。日本では、放射性廃棄物の地層処分は不可能である。普通に考えればわかるはずのことが、日本の政治家は何故わからないのだろうか?「今さえ良ければ、それでいいのか?」と、問いたい。2014/08/12

てふてふ

3
店頭で立ち読みして購入。ドイツの廃炉の実態を詳述。こういう生の情報はありがたい。脱原発をいちはやく政治決断したドイツでも核のゴミについてはお手上げだったというレポート。 核のゴミは様々な処分方法が検討され残った唯一の方法が地層処分だったがドイツは日本のような地震多発地域ではないが、どの地層処分予定地も地下水が出て、地下水が出ると放射性物質が必ずしみ出し地表も汚染する。2014/05/11

どりたま

2
ドイツの原発事情がよくわかった。メディアももっと勉強して報道すべきだと思ったけど、日本の事情もよくしらないメディアにそれを求めるのは酷というものか?ドイツは原発廃止を決めただけでも日本より進んでいる。しかしこれぐらいで他は学ぶところがない気がした。失敗例は学べるけど…。結局、廃炉にしてもその処分方法を決めることができない。動かさなくても地獄だが、動かせばその分廃棄物が増えるだけ酷になる。結論として早急に停止になるのだろうと思った。まずは日本人の意識・知識を増やすことから始めないと話にならない。2015/11/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8056324
  • ご注意事項

最近チェックした商品