内容説明
立ち枯れを追って25年、炭を撒き続けて15年。日本から世界へ450か所踏査、125か所で炭撒き。マツ、ナラ、ブナが、つぎつぎ息を吹きかえす。
目次
第1章 森は泣いている
第2章 よみがえった森
第3章 森を科学する
第4章 ヨーロッパの森たち
第5章 南極圏のブナたち
第6章 炭の底力
著者等紹介
宮下正次[ミヤシタショウジ]
1944年、群馬県利根郡月夜野町に生まれる。1963年、林野庁・大田原営林署に入署。その後、前橋営林局、沼田営林署などに異動。1987年、「森林(やま)の会」設立、事務局長を経て現在代表を務める。2007年、林野庁・関東森林管理局(旧前橋営林局)を定年退職。登山家としても精力的に活動。森びとプロジェクト委員会理事・日本熊森協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gotomegu
11
「イヤシロチ」の中で紹介されていたので。元林野庁に勤めていた著者が、梢枯れに気づき、炭を撒く人と出会って日本国内だけでなく、海外まで炭を撒く活動をしている。ナラ枯れ、松枯れが騒がれているが、虫が原因ではなくて、枯れて樹勢が弱っているから虫が入る。それなのに虫が原因とばかりに、たくさんの予算を使って農薬を撒く。炭のような安価なもので改善できるのが不都合なのか? 陰謀論を信じたくないけれど、なんだか勘ぐってしまう。林野庁の対応もヘンだし。しかもこの本は増刷されないようで、入手困難になってる。2022/02/08