なぜリーダーはウソをつくのか―国際政治で使われる5つの「戦略的なウソ」

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772704977
  • NDC分類 319
  • Cコード C0031

内容説明

国家はなぜ互いにウソをつくのか、「戦略的隠蔽」は“国益にかなう”のか、「恐怖の煽動」はどう使われるのか、「ナショナリスト的な神話」はなぜ創られるのか、「リベラル的なウソ」は信じられるか。米国リアリズムの第一人者がはじめて解明する、国際政治とウソの真実。

目次

第1章 「ウソをつく」とはどういうことか
第2章 国際政治で使われるウソの種類
第3章 国家間のウソ
第4章 恐怖の煽動
第5章 戦略的隠蔽
第6章 ナショナリスト的な神話
第7章 リベラル的なウソ
第8章 国際政治で使われるウソの難点
第9章 結論

著者等紹介

ミアシャイマー,ジョン・J.[ミアシャイマー,ジョンJ.][Mearsheimer,John J.]
シカゴ大学のウェンデル・ハリソン特別記念教授。専門は国際関係論で特に安全保障分野『大国政治の悲劇』で「オフェンシヴ・リアリズム」という国際関係論の理論を提唱し、その内容の高さが認められて「ジョセフ・レプゴルド学術賞」を受賞。学術専門誌以外にもニューヨーク・タイムズ紙などで論文や記事を多数発表している。自らの理論を元に中国の拡大を警戒する「米中衝突論」を主張し、2003年には自身の理論を元に米軍のイラク侵攻を批難してネオコンたちと対立

奥山真司[オクヤママサシ]
カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。英国レディング大学大学院で修士号(MA)と博士号(PhD)を取得。国際平和協会主任研究員。米国地政学研究家。戦略学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリナ松岡

5
タイトルどおりの内容で偽りなしなのですが、答えは一言で言ってしまえば「国家の存続を左右するから」らしく、それを一冊の本にするものだから妙に間延びしてしまっている気がしました。また、論理展開以上に例証を楽しみにしていたのですが、高校の歴史の教科書から抜き出したような有名なものを何回も使いまわしていて、ちょっとがっかりでした。まあ、そうは言っても、期待が大きすぎただけで、実際には楽しんで読みましたが。2016/12/12

ひろつそ

3
まだ自分たちの国の利益の為にウソをつくのはわかる。なぜか自分たちの不利益の為にウソをつく輩が極東の島国に居るんだよなあ。これが不思議でたまらん。2014/07/31

cbr600fsdks

2
外交や政治ではウソやハッタリがたくさんあるんだろうなーと漠然とは思っていたが、それを系統的に分類してそのメリットデメリットや実例を紹介している。民主的な国家のリーダーほどウソをつきたい衝動に駆られやすいという事実が印象的だった。(もちろんそのウソが良いか悪いかは、各事象の背景による。)2013/01/28

カナッパ、ユイッパ

0
(★ 2.7) 書かれていることに特に新鮮さはありません。 国家の指導者がウソをつく場合の分類とメリット、デメリットの分析は、自己の知識を系統だてて整理するには、役に立ちます。その点では良いことが書かれているのですが、ただ、同じことが何度も何度も繰り返して書かれている部分があり、クドくて辟易してしまいます。2018/03/12

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