米国世界戦略の核心―世界は「アメリカン・パワー」を制御できるか?

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  • サイズ B6判/ページ数 371p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772704700
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0031

目次

序章 アメリカの一極支配が抱える問題点
第1章 アメリカ優位の外交政策
第2章 アメリカが嫌われる原因
第3章 戦略1―抵抗のために使われる戦略
第4章 戦略2―アメリカのパワーに順応する戦略
第5章 戦略3―国益のための対外政策

著者等紹介

ウォルト,スティーヴン・M.[ウォルト,スティーヴンM.][Walt,Stephen M.]
1955年生まれ。ハーヴァード大学ケネディ行政学大学院ベルファー記念教授。専門は国際関係論で、特に安全保障分野、中東政治など。処女作の『同盟の起源』で「脅威の均衡」理論を提唱して話題となる。専門学術誌だけでなく、新聞や雑誌などにも論文や記事を多数発表。2003年にはアメリカのイラク侵攻に反対してネオコンたちと鋭く対立。2006年には元同僚のシカゴ大学教授のジョン・ミアシャイマーとアメリカの外交政策にはイスラエル・ロビーが大きな影響を持ちすぎていると指摘する論文を書き、世界中で激論を巻き起こす。2003年から外交問題評議会委員、2005年からは米国芸術科学アカデミーの会員。1983年にカリフォルニア大学バークレー校Ph.D.(政治科学)。当時の指導教官はネオリアリズムの泰斗ケネス・ウォルツ

奥山真司[オクヤママサシ]
カナダのブリティッシュ・コロンビア大学卒業。現在は英国のレディング大学大学院戦略学科博士号課程在籍中。米国地政学研究家。国際平和協会主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takao

1
ふむ2025/06/29

しく

1
国際政治における米国のパワーが、諸外国にどう作用しているのか、そしてどう反応し対応されているかを書いた書籍。 少し意外だったのは、米国にも外国のロビー活動に対する警戒感というものが存在していて、少なくとも政治献金に関しては制限した方がいいと思っている人達も居るということ。とは言え、現状は未だにダダ甘らしいので出来る限りの事はしておきたいものですね。2013/03/16

ろーじゃ

0
【要約】アメリカは他国を圧倒する「パワー」を持っていて、微細な行動が他国に大きな影響を及ぼすため他国はパワーの行使に敏感になる。またアメリカ人の多くは、自国が世界に良い影響を与えていると心の底から信じきっている。ウォルトはアメリカが行う特定の'行動・政策'に他国が反発する要因を見出した。 ロビー活動や「絆の形成」戦略は、アメリカの持つ巨大なパワーを逆手に取って利用するという意味では、ポジティブな戦略であるといえる。2012/12/30

K

0
ネオリアリトで戦略論や安全保障の専門家ウォルトの著書。 リアリストによる「アメリカ自制論」であり、本書では、 アメリカはなぜ嫌われるのか? 他国はアメリカのパワーに対してどのような戦略をとっているのか? アメリカはこれからどうすべきか? ということが詳しく描かれている。 ウォルトは「脅威均衡論」をかねてより主張しており、その理論は本書の中で様々なところで見受けられる。 今世紀のブッシュ政権下でとられた予防攻撃・単独行動ドクトリンを鋭く批判するウォルトの論の展開は非常にわかりやすく、ためになるものだ。2012/10/06

メルセ・ひすい

0
世界各国の眼から米国のパワーを客観的に解析  ◎金正日 ・イデオロギーの残骸が全体主義的な貧困の中に染み込んでおり、世界で最も奇妙キテレツな国の確固たるリーダー。あなたの国のGOPはアメリカ軍の予算の4%以下だ!2009/01/12

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