内容説明
『仮面ライダー響鬼』という作品は、元々は「仮面ライダーシリーズ」に代わる新しい特撮ヒーロー番組として企画されたものだった。それが設定を固めていく仮定で「仮面ライダーシリーズ」にいわば“吸収合併”されていった、という経緯がある。本書がおもな言及の対象としているのは、そのような時期の、いわば“『響鬼』”になる前の“『響鬼』”であって、出来上がって放映された“完成映像としての『響鬼』”を対象としていない。史上最も特異な仮面ライダーの成立に最初期からたずさわった“関係者”が明かす、特撮ヒーロー誕生までのリアルな舞台裏。マニアも知らなかった本来の「響鬼」の姿がいま初めて明らかに。内部設定資料・没プロット案等も多数載録。もちろん、東映“非”公認本。
目次
はじめに―産んだが育てなかった親の手記
第1部 仮面ライダーから遠く離れて(ポスト“仮面ライダー”めざして;『変身忍者嵐』という選択;ハイパー忍者アクションドラマ―企画案『鳥忍戦記ハヤテ』;初の日韓共通ヒーロー? ほか)
第2部 ふたたび仮面ライダーのほうへ(覆った“政治結着”;「ビートライダー」?―新機軸はタイトルで;ライダーなのにバイクに乗らない!;女の車の助手席にいるヒーロー ほか)
補遺―屋久島篇(一之巻、二之巻)を見る
おわりに―“何か奇跡的に美しいもの”を求めて
著者等紹介
片岡力[カタオカチカラ]
1961年宮城県塩竃市生まれ。出版社の編集を経てフリーランスのライター&エディター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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