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内容説明
悪戯好きで、同時に厳しい批評家、グロータース神父は、自分の名を「愚老足」と書く。語学の天才だけではない。神父は、生きた言葉の天才であり、更に「情の溢れる知の世界」を思いのままに生きて、聖と俗の双方の世界を見抜いた人物である。ユーモア溢れる軽妙なエッセイ・人間を愛し、日本を愛し、そのまなざしはやさしい。読み始めると、人間グロータースのとりこになる。
目次
第1部 日本への道(生いたち;神父への道;愛しき中国 ほか)
第2部 日本はすばらしい(日本へ;日本寸描;日本全国自転車旅行 ほか)
第3部 生きていることはすばらしい
第4部 終章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おーうち
3
グロータース神父様の本。普通に自伝で楽しく読めます。自転車旅行の話や、ライフワークの日本方言研究での出会いや、楽しい小話のような中国宣教時代の話が宝石のように散りばめられています。宣教師ってカタブツのように考えていましたが、日本人以上に日本人らしいベルギー人だったのでしょうし、無神教の日本人は本来万物の神をしっかり信じているし、日本人の国際的理解が足りないのではなくて世界が日本を理解する必要があると結ばれています。 すべてを許し愛する滋味に溢れた著者の思いが伝わってきました。これこそ宣教師。2017/08/11
ヨンデル
0
昔読んだ本です、整理のため登録しています。2024/07/02
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