辻潤―孤独な旅人

辻潤―孤独な旅人

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772702645
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

書物と酒とたばこを愛し、自分自身から自分を解放する精神の自由を求め、尺八を吹き喜捨をもらって放浪し、人を愛し、哲学し、宗教を考え、詩をうたい「現代のおかしげなキリスト」とよばれ、自身が一個の芸術作品であった人…辻潤を知る一冊。

目次

第1部 人生怠惰に過ごそう
第2部 現実は妄想に過ぎない
第3部 虚無主義が自我を産む
辻潤の本
辻潤をモデルとした主な小説
略年譜
徹底個の自由人 辻潤略伝

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

makimakimasa

7
『美は乱調にあり』で辻潤(浅草生れ、1884~1944)に強い興味を持った。本書はエッセイ26編と、玉川信明による略伝から成る。酔生夢死を好み、人生の目的は享楽、この世は火宅無常。己の求める幸福を「一人の女性の全部の愛である。そして自分もその一人の女性を自分の全部をあげて愛することである」「酒に溺れ、音楽に慰めを求め、女を買い、智識の世界に遊ぼうとするのはことごとくその欲求の変形なのである」と告白する。しかし伊藤野枝を含む押しかけ女房3人とは全員離別。己の書く文章を単なる呻きと卑下し、実際そんな感じ。2023/07/27

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