20世紀の日本人―アメリカ黒人の日本人観 1900‐1945

20世紀の日本人―アメリカ黒人の日本人観 1900‐1945

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772702348
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0036

目次

プロローグ 真珠湾攻撃を喜んだアメリカ人
第1章 遠い国の神秘のひと―1900年~1904年
第2章 黒人からみた日露戦争―1904年~1905年
第3章 パリ講和会議と関東大震災―1906年~1929年
第4章 日米関係悪化のなかで―1930年~1940年
第5章 第二次世界大戦、勃発―1941年~1945年

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

18
84ロサンゼルス暴動の時に出くわした日本人が黒人達に助けられた話を知り気になって読んでみました。アメリカの黒人達が日本人をどう見ていたかを知る事ができました。当初は見下していて自分達の仕事をいつか奪う者と警戒し嫌っていたが日露戦争後は有色人種の地位向上と白人社会の打倒の実現してくれるという期待から好印象に。第二次世界大戦ではアメリカの為に戦うか否かで割れてしまう。中には日系人が強制収容所に居る間に仕事を奪おうという動きもあったが多くは人権侵害と怒り帰ってきた日系人を温かく迎えたようです。2019/06/09

スウィーニー校長

7
★★★★☆ 1900~1945年頃、アメリカ黒人が日本をどう見ていたのか、当時の黒人系メディアの報道等から紐解く。白人支配に一石を投じた日露戦争に、黒人も大注目。大東亜戦争時は「残虐な日本人」より自国の白人の方が自分達に残虐では?という葛藤。 収容所から戻った日系アメリカ人に親切だったのは黒人。 等々、初めて知った事が多く、興味深い。2018/10/18

印度 洋一郎

4
アメリカ黒人の知られざる日本人へのまなざしが、20世紀前半を通じて、どういう変遷を辿ったか、当時の黒人の新聞や雑誌、様々な人々の発言からみる。遥かな東洋の不思議な人々だった日本人は、日露戦争によって「白人を倒した偉大な茶色(黄色ではない)の肌の人々」として、白人からの人種差別に苦しむ黒人達の希望を集めるようになる。現実の過酷さは、やがて中国を侵略を始める日本にさえ、黒人の一部は「この世界の現状を変えてくれる唯一の存在」として希望を抱く。特に貧しい人々の中には、真珠湾攻撃の後でも日本を支持する人々もいた。2022/04/17

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