野性の知能 - 裸の脳から、身体・環境とのつながりへ

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野性の知能 - 裸の脳から、身体・環境とのつながりへ

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  • サイズ B6判/ページ数 353p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772695367
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0040

出版社内容情報

「人工知能」から「野性の知能」へ。
脳は身体・環境なしに、賢くなれない!

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裸の脳を超えて、
脳・身体・環境とともにあるダイナミックな生成へ。

心理学、生物学、ロボット工学、哲学を統合し、
動物と人間の認知について、
新たな多くの洞察をもたらす話題作!

::著者::
ルイーズ・バレット
レスブリッジ大学の心理学教授。主な研究テーマは、動物の認知と行動。
とくに霊長類の行動と環境・認知のかかわりについて調査研究を進めている。
また、「身体化された認知」をテーマとする講座も開催。2冊の単著(本書を含む)と3冊の共著がある。

::目次::
◎第1章 人間そっくりは間違いのもと
 ・動物を人間に当てはめて見てはいけない
 ・別の方法で答えを見つけよう

◎第2章 擬人化って何?
 ・アニマシー(生物性)知覚
 ・大きな集団ほど、視力が良くなる
 ・知覚と行為は、協調して進化する

◎第3章 小さな脳でもお利口さん
 ・配偶者を選ぶのに、知力はいらない
 ・単純なメカニズム、複雑な行動

◎第4章 奇想天外! ケアシハエトリ
 ・ストーキング、奇襲、カモフラージュ
 ・小さな脳の大きな謎

◎第5章 大きな脳が必要なのはどんな時?
 ・本能と知能
 ・ショート・リーシュ型、ロング・リーシュ型

◎第6章 生態学的心理学
 ・アフォーダンス、ループ状の行動
 ・環境は錯覚?

◎第7章 メタファーが生む心の場
 ・チューリング・マシンへの大いなる誤解
 ・「計算」モデルから「力学」モデルへ

◎第8章 裸の脳なんてない
 ・手掛かりはカオスにあり
 ・動物の「心」を理解するために

◎第9章 世界は生きている
 ・掃除ロボット「ルンバ」の誕生(昆虫のような知能)
 ・アンディ・クラークの「行為指向的な表象」
 ・脳がなくても、ダンスは上手い

◎第10章 赤ちゃんと身体
 ・身体の豊かなリズム
 ・五感のマルチモダリティ
 ・言語とは何か?

◎第11章 空よりも広く
 ・拡張する身体の境界
 ・記憶は脳に貯蔵されない
 ・後成的なエンジニア

◎エピローグ あるがままの世界を見るために

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::絶賛::

ベストセラー小説のように、
途中で止められない。
――『メタサイコロジー』

心理学、生物学、ロボット工学、哲学を統合し、
動物と人間の認知について、
新たな多くの洞察をもたらす。
――『アニマル・ビヘイビア』

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GASHOW

5
エジプト時代は脳は良くわからない組織だった。医学が発達して人間は脳の価値を重くうけとめるようになった。そして、人口知能を開発している今は、脳を偏重しているかもしれない。人間はその脳を使ってものごとを考えるのでその他の生物の事情も自分にあてはめて考えてしまう。昆虫や小動物など脳に依存をあまりしない生物の仕組みを解説してくれる。脳科学が好きで偏重のきらいがあった自分にとって読んで良い本だった。脳で集中コントロールを発送させるとロボットもよちよちとしかあるけないが、脳をもたない昆虫はどんなこともすらすらと歩く。2016/12/12

Votoms

1
動物の「賢さ」を脳を中心にみるということの危うさ、動物の行為は身体と生態的環境などの部分を併せて捉えるべきだという本書。結構心の哲学に関連してたり、以前難解に感じたアフォーダンス理論を使ってるので比較的読み進めるのが難しかった。ところどころ「心」という言葉をどう使用しているのかよくわからない部分もあったが、動物の行為に関して全体的な分析をするツールを提供してくれているように思う。但し、私としては謙抑的に自制された擬人主義は動物の志向性を把握するのに有用だと思うので、筆者ほど否定的には少し考えられない。2020/09/18

Yoko Oishi

1
人は自分に都合の良いように物事を解釈するということがよくわかった。でも、全体的には難しくてどの程度理解できたかは…2014/11/15

はゃゃ

1
「擬人化」というバイアスについての考察から始まる知能の創発についての概論。著者は動物の認知心理のフィールドで活躍しており、工学屋の本と比較すると実際の生物に即した例が多かった。2014/09/29

Taku Okuno

1
昔,人工知能には身体が不可欠という話を聴いたことがあったが,その意味で知能をどう捉えるべきかを実例を交えて広く扱っている.知能に見えることの多くは,センサ入力に基づくソフトウェア制御ではなく,外界と身体の相互作用を含めてメカニカルに成り立っているということらしい.原題は "Beyond the Brain" で,ちょっと邦題のニュアンスとはちがうかな.サブタイトルも.意訳の方向性がちょっと微妙かも.2014/06/12

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