友達の数は何人?―ダンバー数とつながりの進化心理学

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772695244
  • NDC分類 140.4
  • Cコード C0011

出版社内容情報

つながりは<脳x進化>で見えてくる。ネットコミュニティも大注目のダンバー教授の超面白・進化心理学。「うまくいく仲間の数は150人まで」など、目からウロコの発見満載! ベストセラー『フリー』や話題の『つながり』でも紹介!

・友達や上手くいく仲間の数は150人まで。
・ネットワークは3の倍数で増える。
・言葉の起源は、サルの毛づくろい。
・女のおしゃべりが、脳を発達させた。
・家族いっしょの人のほうが健康。
・たがいの信頼を高める脳内物質がある。
・集団で笑うのはヒトだけ。その理由は・・
・キスには進化からみた効用がある。
・肌の色はビタミンで決まる。
・宗教はエンドルフィンによって結束させる。
・浮気しやすい遺伝子が見つかった!
 etc

・Part 1 ヒ ト と ヒ ト の つ な が り
・Part 2 つ な が り を 生 む も の
・Part 3 環 境 や 人 類 と の つ な が り
・Part 4 文 化 ・ 倫 理 ・ 宗 教 と の つ な が り

【編集者からのコメント】
「ダンバー数」で有名なダンバー教授による超面白つながり学。
(→「ダンバー数」Google検索で、208万件ヒット!)

脳と進化のかかわりから、ひとがつながる秘密の数々を解き明かす。

わかりやすく、ユーモアたっぷり! 驚きの新発見、満載!!

心理学・進化学の第一級の本としてはもちろん、ビジネス本としてもおすすめ。

【著者紹介】
オックスフォード大学の認知・進化人類学研究所所長。リバプール大学の進化心理学教授も務めていた(2007年まで)。進化心理学の概説書にはまず必ずその研究が紹介される国際的リーダーである。訳書に『ことばの起源』『科学がきらわれる理由』(ともに青土社)がある。

内容説明

友達や上手くいく集団の人数は150人まで。ネットワークは3の倍数で増える。言葉の起源は、サルの毛づくろい。一夫一婦が、脳を発達させた。家族いっしょの人のほうが健康。たがいの信頼を高める脳内物質がある。集団で笑うのはヒトだけ。その理由は…キスには進化からみた効用がある。ect。超面白・つながりの進化心理学。

目次

1 ヒトとヒトのつながり(貞節な脳―男と女;ダンバー数―仲間同士 ほか)
2 つながりを生むもの(親密さの素―触れ合い・笑い・音楽;うわさ話は毛づくろい―言葉・物語 ほか)
3 環境や人類とのつながり(進化の傷跡―肌の色・体質;進化の邪魔をするやつはどいつだ?―進化と欲望 ほか)
4 文化・倫理・宗教とのつながり(人間ならではの心って?―志向意識水準;カルチャークラブに入るには―文化 ほか)

著者等紹介

ダンバー,ロビン[ダンバー,ロビン][Dunbar,Robin]
オックスフォード大学の認知・進化人類学研究所所長、進化人類学教授。英国学士院の特別会員として、「ルーシーから言語へ(Lucy to Language)」プロジェクトの共同ディレクターも兼任。リバプール大学の進化心理学教授も務めていた(2007年まで)

藤井留美[フジイルミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

64
人間以外の霊長類では、集団のサイズと新皮質の大きさが比例しているらしく。最大級の新皮質をもつ人間の集団サイズを猿や類人猿から推定すると約150人となり、つまり一人の人間が関係を結べるのは150人となりこれを謹んでダンバー数と言っている。この推測を実際の例にともなって検証しているのが本書である。学校のクラスや会社など人数の心理を書いていて非常に参考になり面白い。2016/01/28

mitei

36
この本を読むと人間の脳は何故そこまでおおきくなったのか?人間と類人猿の違いとかがよくわかる。次々に脱線しながらも面白い話しがポンポンと出ることがすごい。2011/09/13

おさむ

31
人間の平均的な友達の数は150人。この定式をダンバー数と名付けたのが進化人類学者の著者。エッセイをまとめた本著は、訳がこなれていて読みやすい。この手の話で思い出すのは竹内久美子さん。若い頃はよく読んだなあ。人類の隠れた本質がわかったような気になるのが面白い。コロナ禍ということもあり、興味深かったのは感染症についての文章。赤道付近は感染症が多いが、言語共同体の規模が小さいのだという。それは感染防止の為であり、信仰心も強いのだそうだ。2021/03/13

かんやん

31
進化心理学者による楽しいエッセイ集。人間関係(家族・友情・恋愛)、言語、宗教について、適応という観点から切り込む。意外な程しっくりくる考え方なのだ。人の思考は物事を連続的に捉えるのが苦手で、二元論的な設定(性善説か性悪説か、生まれか育ちか、右か左かetc)をしがちというのも、全く以前から考えいたことで、膝を打つ。この本では触れられていないが、占いがどこの文化にもあり、ビッグデータの時代にもなくならない理由も、進化論的な適応として分析されるのではないか、と思っている。差別がなくならないのも、また然り。2020/09/26

ta_chanko

20
気のおけない関係は150人まで=ダンバー数。家族と一緒にいるほうが健康で長生き。IQが高いほうが長生き。おしゃべりは毛繕い。音楽や笑いも親密さの素。熱帯地域は感染症の危険性が高いので言語分布が狭く多様である。個人的な信仰は四次志向意識水準、宗教の共有は五次。幼児や類人猿は二次、旧人類も三次まで?シェイクスピアの脚本は六次志向意識水準!2021/10/12

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