内容説明
あの巨大津波からの復興…ここにはまちづくりの原点が記されている。災害列島日本に住む私たちにとって必読の書です。陸前高田市長洞集落は、被災者がまとまって住める仮設住宅団地・長洞元気村を実現。その後も被災者が主体となり、外部の支援者の助力を得て、魅力的な地域づくりへと活動を発展させてきた。本書は、その三陸地域の被災集落のトップランナーの闘いをまとめたドキュメントです。
目次
第１章 長洞元気村の誕生
第２章 復興協議と高台移転
第３章 なでしこ会と好齢ビジネス事業
第４章 「なでしこ工房＆番屋」の建設
第５章 提言から復興まちづくりへ
第６章 陸前高田市へのエール（声援）―長洞での取り組みを踏まえて
資料編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
後藤良平
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仮設住宅の基本は、公有地で公平を期して部屋は抽選で決めるとは驚いた。本中にも出てきたが、まるで収容所だ。入れるだけが基本。そんな中で筆者らのバックアップがあったとしても、やはり被災前からの地元の濃い付き合いがなければ、この仮設や本設の復興はなし得なかったと思う。これだけ被災を重ねてきたので、行政もそろそろ舵をきて欲しい。出なければ関連死が増えるばかりだ。もう方向を変えても良いだろう。時間を作って長洞を訪れてみたい。年間No.77榴ヶ岡図書館2020/07/25
