内容説明
その小さな川の痛ましい姿に出会わなければ私は別の生き方をしていただろう―。
目次
第1部 “ダム公害”で崩壊する山河(ダム全開で甦った信濃川―これを機に「ダム撤去推進法」制定を;JR東は環境企業へ脱皮を―千曲川へのサケの道を復活せよ ほか)
第2部 公共への責務を自治体職員としてどう果たすか(東京都公害研究所自主ゼミ運動の軌跡―矢間秀次郎氏にきく;都政懇談会―海鳴りにこたえて ほか)
第3部 わが原点・野川がひろめた交流ネットワーク(インタビューシリーズ 市民の科学をひらく;三多摩から発する“水圏の構想”―分水嶺を越えて連帯を ほか)
第4部 活字文化と映像文化のコラボレーション(被爆70年―歴史検証の責任果たそう;「情報の海」にも起こる“うるみ現象”―「原発立地を断念させた町」を描く映画『シロウオ』 ほか)
著者等紹介
矢間秀次郎[ヤザマヒデジロウ]
1940年、大阪に生まれる。1972年、三多摩問題調査研究会設立に参画、ATT流域研究所を経て現在、千曲川・信濃川復権の会事務局長。水源開発問題全国連絡会、水郷水都全国会議、隅田川市民交流実行委員会、小金井司法クラブ、森林フォーラム、コスタリカに学ぶ会、中央大学学員会小金井支部、東京都交友会、築地にマグロ塚を作る会などに所属。長編ドキュメンタリー映画製作に『シロウオ―原発立地を断念させた町』(2013年、第3回江古田映画祭観客賞受賞)、『悠久よりの愛―脱ダム新時代』(2021年、第39回日本映画復興奨励賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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