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内容説明
他の人から見たら長所かもしれない。「違う」をwrongではなくdifferentと捉える。今は好きじゃなくても、将来「いい」と言ってくれる人がいるかもしれない。同じ悩みを持っている人とわかりあえる。変えてみよう、コンプレックスを軽減する考え方。
目次
1 ギフテッドと2E(2Eとは?;ギフテッドとは? ほか)
2 才能を見つける(得意なことを見つけよう;才能としてのADH&AS&LD ほか)
3 あなたの能力を隠しているものを探そう(3つのストレスレベルを知ろう;ラスクのモデルと脳内物質 ほか)
4 2Eの人が自分らしく生きるために(自分らしくいるために;SOSを出そう ほか)
著者等紹介
高山恵子[タカヤマケイコ]
NPO法人えじそんくらぶ代表、ハーティック研究所所長。昭和大学薬学部兼任講師、特別支援教育士スーパーヴァイザー。昭和大学薬学部卒業後、約10年間学習塾を経営。1997年、アメリカ・トリニティ大学大学院教育学修士課程修了(幼児・児童教育、特殊教育専攻)。1998年、同大学院ガイダンスカウンセリング修士課程修了。ADHD等高機能発達障害のある人のカウンセリングと教育を中心にストレスマネジメント講座などにも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
54
子育て、教育、子どもに向けて…の内容だった。それでも『得意なこと苦手なことが極端なきみへ』なんてタイトルを見てしまったら、もう自分のことを言われているとしか思えなくて躊躇なく手に取った。私が今現在自覚しているのは限りなく通常に近いコミュ障という事と、もしかたらASDタイプの発達障害気味なのかもしれないという事。この本を読んで、その自覚があながち間違ってないことを確信。そしてもっと子供の頃に知っておきたかった本だったと実感。自分の弱いところが才能を隠してしまっている、なんて激甘の希望の言葉に今は縋りたい。2022/02/22
たまきら
43
発達障害=即マイナスではない。学校など画一的な場では問題視されたとしても、適した環境を見いだせれば力を発揮できる。感情論ではなく、きちんと障害にパターンを見出し、問題行動が出やすい状況や、逆に実力を発揮できる状況が丁寧に分析されまとめられているのが素敵です。「もってる」をプラスに見た方が生きていくのが楽しいもの。出口がないように感じて息苦しい思いをしている方には、肩の力を抜く機会になる本だと思います。2023/05/17
航輝
3
図書館本 サブタイトルにある通り発達障害や特性の見つけ方や対処の仕方 学生向けの本かなぁ チェックリストがたくさんで参考になる2023/12/25
luckyair
3
困難を抱えている本人向けの本。教育の平等の定義の違いにより、能力は才能にもなり、障害にも変わるというところは、出る杭を打つ方式の日本は考え直すべきだと感じた。みんなが同じやり方で同じ量の課題を与えられることが平等か、その人も、能力に合った形を与える事が平等か。どちらがその人に合った素質を伸ばしていき、自信を獲得することができるかは火を見るより明らか。どの脳内物質がメインで働くかによってやる気スイッチの入れ方を知っておく。ドーパミン、セロトニン、オキシトシン、ノルアドレナリン、アドレナリンの5つ。★★☆2022/08/13