内容説明
なぜ、子どもたちは難民になるのか、なぜ、住んでいた場所から逃げなければならないのか、なぜ、家族とは離ればなれになってしまうのか、そして、避難先での暮らしは安全なのか。紛争・迫害によって奪われるものと、いま世界に広がる危機を伝えます。
目次
難民って?
難民と移民のちがいって?
世界に広がる難民危機
シリア
難民キャンプでの暮らし
きびしい生活
南スーダン
子どもたちの危機
緊急事態への対応
難民居住区
中央アメリカ
拡大する危機
安全を求めて
UNHCRって?
国際法上の庇護の原則
著者等紹介
櫛田理絵[クシダリエ]
滋賀県生まれ。早稲田大学法学部卒業。在学中、人権NGOアムネスティ・インターナショナルでボランティア翻訳に携わる。日本国際児童図書評議会(JBBY)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
41
難民の子どもたちの本が出版され続けているという事実が辛い。…人の国の政治に口を出せるような知識も、立場でもないですけど、一人のオカンとして言いたい。どんな理由があっても国民につらい思いを強いて国を捨てざるを得ない状況に追い込む政治家は、無能だ。2022/05/16
なるみ(旧Narumi)
28
図書館の新刊本コーナーにて。難民とは、難民と移民の違いについてわかりやすい解説あり。ウクライナの状況も気になる昨今、本書を読んで世界情勢をもっとよく知らなきゃの思いました。シリア、南スーダン、中央アメリカの難民について、どんな状況かと自国から命からがら逃げてこられた難民の子どもたちが書いた絵、そして言える子どもは自国のことや戦争についてコメントが載せられていました。考えるきっかけをくれた一冊になりました。2022/03/16
まる
6
ウクライナ侵攻の1ヶ月前に出版された本。 世界中広がる難民危機の地図は いまではもっと円が大きくなっているのだろう。2022/04/05
アゲ
2
ウクライナのことを思いながら、自分にもできることがあるのか、きちんと知りたくて図書館の新刊の本棚から借りてきた。昔から繰り返される大人の諍いのせいで、たくさんの子どもたちが怖い目に遭って、怪我をしたり亡くなったりしているのかと思うと、本当に辛い。
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