内容説明
クラスでかっているウサギのえさが、だれかにぬすまれてしまいました!イジーは、じゅぎょうにしゅうちゅうできません。なぞをとくことであたまがいっぱいなのです。イジーは、はん人を見つけることができるでしょうか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
35
「こんなおともだちって すごいね!」シリーズ2巻目。この巻の主人公は、ADHDのイジー。巻末にADHDの特徴と解説。このお話で、ジーン先生の対応がナイス。まず、教室が荒らされていた。その犯人探しにスイッチが入ったイジー。授業が始まっても、先生の授業に集中できずに、ついには机に登ったり窓に駆け寄ったり。しかし、その場での先生。叱るのではなく、イジーにこう言う。「いいわ。授業は後にして、捜査しましょう」と。イジーの思いをくんで、崩壊状態の授業を中断する学級経営をしたジーン先生。この決断力は、見習いたいもの。⇒2022/02/21
ヒラP@ehon.gohon
21
障害者の介護施設で働いていて、絵本の主人公とそっくりな利用者さんがいて驚きました。 納得できることばかりです。 障害を持つということって、本人にもどうにもできない辛さがあるのでしょうね。 この絵本は、ADHDを理解する上で、象徴的な事例としてわかりやすい入門書ではあります。 ただ、どうすれば良いのかというところで、指針が深く解説されていれば、周りの人間にとってありがたみが増すのにとは思いました。2023/06/11