内容説明
サミーは、ちずをよむのがにがてです。スカウトのキャンプ中に、サミーのチームはみちにまよってしまいました。サミーはちずをつかわずにみんなをつれてキャンプじょうにもどることができるでしょうか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
35
ディスレクシア、ADHD、自閉スペクトラム症、不安症の子どもの特性と、学校生活をより良いものにするための「こんなおともだちって すごいね!」シリーズ1巻目。この巻の主人公は、ディスレクシアのサミー。巻末に識字障害の特徴と解説。サミーは、キャンプで旗探しゲームに参加。チームの先輩から「道案内を頼むよ」と地図を渡されるが、地図の上では文字が踊って見える。地図が読めないので、道に迷ってしまう。それでも旗を発見して、チーム皆で大喜びしているところに、強い風がビューと吹いて、頼りの地図をなくしてしまうのだが……。⇒2022/02/20
たまきら
30
読み友さんの感想を読んで。まず娘が食いつきました。日本にもディスレクシアの人は多く、友人のお子さんがそうです。彼は文字を読むのに苦労していますが、一度読んでもらったり苦労して読んだりしたものはあっという間に覚えてしまいます。他の記憶システムが抜群なんでしょうね。友人曰くハリウッド俳優さん達でもディスレクシアは多いんだとか。違いを認め合える世の中、広げていきたいです。2022/03/03
ヒラP@ehon.gohon
21
発達障害の子と接していて、不得手なことについては意識が行くのですが、思わぬ才能についてあまり意識がいっていないことに気づかされました。 ディスレクシアって、すごい才能だったのですね。 良い意味で、その特性が活かされることを考えなければと再認識しました。2023/06/04