内容説明
職場の環境や周りの人と折り合いをつけながら働くヒントをリアルに紹介しました。先生、保護者、会社の同僚、就労支援関係者にもオススメの本です。
目次
第1章 なるべく仕事をうまくこなしたい―特性に応じた対策
第2章 なるべくミスやうっかりをなくしたい―集中力・注意力対策
第3章 なるべく人づきあいがうまくなりたい―コミュニケーション対策
第4章 なるべく長く仕事を続けたい―自己管理対策
第5章 なるべく働きやすい職場になってほしい―合理的配慮の求め方
第6章 公開!Kaienオリジナル教材―お仕事スキルトレーニング
第7章 突撃!企業インタビュー―発達障害の人に理解のある会社
著者等紹介
鈴木慶太[スズキケイタ]
株式会社Kaien代表取締役。東京大学経済学部卒。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。NHKアナウンサーとして勤務後、長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを起業。これまで1,000人以上の発達障害の人たちの支援に現場で携わりながら、創業以来社長を務める。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や専門誌への寄稿多数。文部科学省第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。星槎大学共生科学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
15
セルフアドボカシー(自己権利擁護)、障害者当事者が自分の権利を自ら主張すること。合理的配慮を企業側に求めるためまずは自身が充分自己分析を深めその特性について把握して始めて成立する。必要な支援を受けるために何が必要な支援なのか甘えなのか見えない障害を抱える当事者にとってその能力を最大限に活かすためにとても重要なこと。本書は様々な困り事を解決するための事例や工夫やツールが紹介されており活用できる。2025/06/15
まゆっち
14
わかりやすいです!特に当事者インタビューは、私にもできるかも、と。是非参考にしたいと思います‼︎2020/03/08
ぴーたん
2
ASD、ADHD、学習障害などの生きづらさを持つ人が社会で働く上でどのようなことに困り、困った時にどうすればいいのか?マンガと解説でわかりやすく紹介されています。一通りざっと読んでみて感じたのは、「これは自分にも当てはまることではないか」という項目がいくつもあったこと。誰でも仕事をする上で苦手なことはある。もう一つは発達に課題を抱える人はこれぐらいマニュアル化されている方が分かりやすいのだろうかということ。飲み会に誘われた時にどのように答えればよいかなどパターン学習をして行った方が楽なのかもしれない。2021/01/31
ヤバ
0
発達障害に関する説明書。最近身近に違和感を感じる人が多い気がする。自分も含め、傾向と対策を知ろうと思い、読むことに至った。 この本の登場人物たちは、自分で障害があることを理解している。しかし、現実では診断を受けている人は僅かではないか。程度の差はあっても、誰しも普通ではない。この本を参考に日常生活を無理なく過ごしたい。2023/01/31